2015年5月22日金曜日

やりたいことをやる人とやらない人の違い

iphone3Gを買った時から、
このすごい端末で動くようなアプリを作りたいなと思ってた。
その頃はMac持ってなくて、
「開発環境がない」
という言い訳で、アプリ開発を諦めた。



しばらくして、windows上でのiTunesがあまりに重すぎるということで
これはPC買い替えだ!
これを機会にMacを買ってしまえ!
とMac miniを買ったのが2011年。

この時点で、開発環境がないという理由はなくなったものの
僕はアプリ開発を一向に始めずにいた。
アプリ開発用の言語であるobjective-Cを覚えるのが大変だという理由をつけて。
仕事で時間が取れないという理由をつけて。

そんな中、iphoneは3Gから数えて、6代目、iphone5sを数えるまでに時間が過ぎた。
iphoneが使われ始めた頃によく言われていた
「テンキーがないようなケータイ使えるかよ」
っていう声はいつの間にか聞かなくなり、
iphoneができることは、3Gが出た頃と比べても果てしなく広がり、
ネットが持つ無限遠までつながることへの可能性や、
スマートフォンの経済圏は、果てしなく大きくなっていて、
アプリ開発を行えることの可能性は前にもまして大きくなっていたのにもなお、僕はiphoneアプリを作り始めてはいなかった。。
今度は
やっても儲からないよ
という理由で。

なんだかんだ言って理由をつけてやらない人なんだろうと思っていた。

そんな自分を変えようと思って、アプリ開発の講座にそれなりに高いお金を払って参加した。
そこでは、開発環境の使い方から、基礎的なパーツの組み込み方、参考情報の調べ方など、アプリ開発を始めるのに必要なことはすべて教えていただいた。

でも僕は自分のアプリを開発しなかった。

今の自分の技術では自分がイメージする「作りたいアプリ」を作ることが出来ないから。
そんな誰もダウンロードしないようなアプリを作ってもきっと意味がないから

そんなことを思っていたように思う。


そんなことを思いながらくすぶっていた時に、「こんなアプリほしいんだけど」というFB上でのポストを目にする。
これだ!
これに乗っかっちゃえばいいんだ!
今回こそはアプリをリリースするんだ!
とにかくリリースするんだ!
そんなことを思い、そのポストに、「僕が作ります!」とコメントすることで、自分を追い込み、明確な期限を切り、様々な退路を絶ち、アプリを開発した。

リリースできた。

アプリの出来は、良いものではないと思う。
あれも足りないこれも足りない、見栄えも良くない。。
あまり自信があるアプリではなかった。

それでもアプリをリリースすることが出来た。
Appleが、僕のオリジナルアプリをストアに並べてもいいよって言ってくれた。
あの時iTunesを高速化するために買ったMac miniが接続されているディスプレイに、自分の作ったアプリが陳列されている画面が写った。
Macがないから開発できないと言っていたころからは想像も出来ないことだった。

なぜアプリが出せたのか?なぜアプリが出せないのか?

結局は、気持ちだけなんだと思う。
これをやりたいんだ!っていう気持ち、というか覚悟。
強い意志。
眠たい、お腹すいた、テレビ見たい、お酒飲みたい、ゲームしたい。。
いろいろあると思うけれども、それらの誘惑を振りきって、
本当にやりたいことに”だけ”、使えるだけのリソースを突っ込む。
そうしないとやりたいことは出来ないし、いつまでたっても自分に嘘をつき続けるんだなと。
結局、人はやりたいことをやる。
それがただぐだぐだとお酒を飲むのか、アプリを作りたいのかは人それぞれ。
だけれども、一つのことを突き詰めてやっていければ、きっと道は開けるんじゃないかなと。

そのためには、誘惑に負けない強い意志がやっぱり必要なんだなと。
そんな強い意志を固めるためのキッカケを如何に拾えるか?
周りを如何に固めるか?
自分の強い意志をどうやって形成するか?

僕の場合は、アプリ開発の講座に出たのにアプリ出せないとかいうの恥ずかしいという変に高い自分へのプライドと、
周りに対してアプリを作るぞと宣言することによって、自分へのプレッシャーをかけるという二点で、強い意志を作った。


そうやって一つのことに最大限リソースを投下した結果はというと
・アプリを3つリリースできた、ひとつはApple watch対応アプリをApple watch発売当日にリリース。
・アプリ開発者なんですね、すごいなーと一目おいてもらえるようになった。
・無から有を作り出す力があるんだなと実感できた。それが自信になっている。
・アプリ開発者として今まで知らなかった同志が増えた

と、お金を払っただけでは得られないものを、たくさん得た。

ちゃんと努力すれば、成果は、見えにくくてもちゃんとついてくる。
そんなことを感じた夜でした。

ではでは。



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